【歌とお花】春の野に咲くスミレ

もう4月になるんだよね?春なんだよね?と、
疑いたくなる寒さにコートをクリーニングに出せないでいるホリです、こんばんは!

文学好きです、と自己紹介しておきながらあまりそれらしいお話をしていなかったので、本日は歌、J-POPの歌でなく「和歌」に詠まれている歌についてお話してみようと思います。最初ということで、日本最古の歌集『万葉集』からご紹介します。

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春の野に すみれ摘みにと 来(こ)し我れぞ
野をなつかしみ 一夜(ひとよ)寝(ね)にける
(山部赤人 巻8 1424)

誰もが一度は名前くらい聞いたことあるであろう、山部赤人(やまべのあかひと)が読んだ歌です。百人一首にも出てくる、歌聖と称えられているすごいお方なので、国語が苦手は受験生も覚えておいて損はない人ですね。

さて、作者は分かったけどじゃあ一体どんな意味やねん?ということなんですが、
直訳すると「春の野にすみれを摘みに来た私は、その美しさに心惹かれて離れがたく、とうとう一夜、春野に宿ってしまいましたよ」という感じ。
宮廷の人々が集うサロンのような場(春の野遊びの宴のような席)で読まれたそうです。4月初旬に野原の上にぽつぽつ濃い紫色の花を見つけて、近づいてみるとスミレの花が咲いていたよ、美しいなぁ~と思って読まれたんですね、なんと風流な!

ちなみにこのスミレを摘むことは女性を手に入れることを暗示している、という解釈がありまして。そう考えると一気に優美な恋の情景の歌になります。

このように『万葉集』には自然を読んだ歌が多く、最も多いのが【萩】、次に【梅】が多いそうです。現代では花見といえば桜ですが、当時は梅や桃といった中国伝来の花を見るのが普通でした。次の『古今集』の時代では花=桜ということになっています。今回はせっかくですので、梅ではなくスミレを詠んだ歌をご紹介してみました♪

スミレはギリシャ神話に悲恋もあるので、また次回ご紹介できればと思います~

それでは今日はこの辺で。
お花見という名のどんちゃん騒ぎがしたいホリでした。




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ホリ

ラルブルブログの文系(?)担当。普段は本に囲まれて生きています。 ブログではブライダル装花とギリシャ神話のお話を中心に発信中。 書いたり読んだり作ったりすることが好き!好きなお花はナチュラルな小花・野草系。 あなたのスキマ時間にそっと寄り添えるようなお花情報をお届けします✧˖°

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