こころに響く物語に

「連休はワイハで過ごしました」と、一度は言ってみたい。「こくう」です。

大型連休も過ぎ去り、また日常の生活が戻って半月が経とうとしています。
{あ~あ次の連休は盆休みか~}とため息まじりになってませんか?
なが~い休みの後は身体の感覚が、訛ってしまってズーズー弁になります よ ね

え?? 変なこと書いた!もとい!

なが~い休みの後は体や感覚が、「鈍って」しまいますよね。(はい。これでよし。)
ほら、やっぱりまだ鈍ってて、漢字まちご~たでしょ。(笑)

休み癖が抜けるまでは10日以上時間がかかることもありますから、
ゆっくりじっくり参りましょう。

では今回はまだまだあたまがボ~っとしているあなたに、
そのままボ~っとしていただくために、

(オイオイ)まるで現実を超越したようなお話しの世界に、このわたくし「ストーリーテラーこくう」がご案内いたします。

「美しき予約席」(外国の友人から聞いた彼の体験談より)

それは月の光が美しい夜でした。視界を半分に割って、海と空が見える瀟洒なレストランで夕食をとりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すぐに目についたのは純白の花をいっぱいに飾って、
4本のローソクを点した窓辺のテーブルでした。

いうまでもなく予約席。
私たちはその近くに案内されましたが、
どんな人たちがこのテーブルに着くのか、
そして今宵なにを祝うのかと、興味をそそられました。

私たちはゆっくり食事をとりましたが、とうとう予約席には誰も現れません。

ローソクはすっかり短くなっていました。

ふと気がつくとマネージャーと給仕をするスタッフはその予約席を通りかかる度に立ち止まって、
そこだけポツンと空いたテーブルをまるで我が子を見るようなまな差しで見つめるのです。

その姿が妙にもの哀しそうでもあって。

私はマネージャーに聞かずにはいられませんでした。マネージャーはこう言いました。

ちょうど15年の前のことですが、
挙式を上げられたばかりのご夫婦があのテーブルでお祝いの食事をなさいました、
とても幸せそうに。

そして次の年もまたその次の年も11年にわたり、
毎年今日の結婚記念日をお祝いなさっていました。

その間に子どもさんもお二人お生まれになって、
やがてご夫婦は娘さんと息子さんご家族4人でお見えになるようになりました。

ある日娘さんが
私に「おじさん、今日はみんなが家族になった日のお祝いするのよ」と嬉しそうに笑っていらっしゃいました。

ですが、3年前の飛行機事故でご家族全員がお亡くなりになりましてね、
当日の予約をいただいているにも関わらず、
その日はご主人の電話もつながらず…いったいどうされたのかと…

ご不幸があったことを私どもが知りましたのは1年後でした。

奥様のお母さまからこちらに電話があり、
費用を支払うので、亡くなった娘さんとお孫さんが毎年楽しみにしていた「家族の誕生日」を祝わせてやってほしい、
との内容でした。

ですから私たちは昨年より、この日にローソクを立てて「あのご家族の誕生日」を祝っていただいております。
マネージャーの話を聞き終わるころ、私の目には涙があふれていました。

いかがですか、せつなくも美しいエピソードですね。
今回はこのあたりで。
こう見えて(どう見えて?)
けっこう美しい話が好きな「こくう」でした。

 

 




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こくう

花に寄せ、縁の糸を辿ったらみたら、こちらに繋がり嬉しいかぎり。 我、詩人やってるつもりで書いてもその実態、 関西人&オヤジのダブルアクションだから、しょうがない。 ワルノリしたらは止められないことも多々あれど、 今日も空見て物思い。吟遊詩人に成れるはいつの日か、 直中修行の毎日でっす。どうかよろしゅうにぃ~。  草々

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