風山茶花(かぜさざんか)

山が萌える紅葉も終わります。
梢にわずかに残っていた紅い柿の実も消えて、二十四節気の大雪を迎えました。

冬に向かうにつれ自然の情景からはひとつづつ色がなくなっていきます。
真冬になり寒極まってしまえばどうということはないのですが、
ひとつまたひとつと色が消えていくこの刹那は背中が妙に落ち着きません。
風が斜めに走り建物の角がいやな音をさせて泣いたりして、たそがれ時の帰路を追い立てます。

すっかり冬というのでもないこの頃の変な不安感を、時おり、サザンカがすくっているようです。
ほらあちらのあの方も道横にあるサザンカをながめて「ほっ」と安堵の表情をされている。

サザンカは「山茶花」、漢字ではこう書きます。

椿のような太く高い木にはならない山茶花はその名の通り、葉がお茶の葉ほどのこまかい葉で、
花の咲きようはまるで葉のウラにくっついたようにして咲きます。

私の故郷の家、おとなりは農家をされていて、庭には今でもりっぱなサザンカの垣根があります。
その山茶花はかなりの老木、母が生まれたころにはもう植えられていたとか。
古い山茶花はよく花がつくといいますが、ホント、咲くときにはマルっと花だらけになって咲き、言わば「赤い花だるま」のようになります。

山茶花の咲く姿を思い出すたびに、ひゅうひゅうと鳴く木枯らしの声も思い出すのですが、山茶花は風がなくても落ちます。

赤や白の山茶花の花が落ち始めると、あぁこれで冬になるのかと心さぶくなりますね。
山茶花がおわると春まではあまり外で木の花は観られなくなりますが、ひとつ、冬に咲く木の花はありますよ。

枇杷(びわ)の花です。

びわってそうあの食べて美味しいビワ。これですね。

ビワは意外にもバラ科です。
花の咲く時期は11月初旬からクリスマスのころまでですが、小さな白い花はあまり目立たないため、知らなかった方も多いでしょうね。

「桃栗3年、柿は8年、枇杷は9年でなりかねる」ともいわれるほど実がなるまでには時間がかかるんだそうですよ。
食べ物の話してたらなんだかお腹空いてきてません?はい。じゃ、しっかり食べて冬にそなえましょう。

「こくう」ですた。あれ?




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こくう

花に寄せ、縁の糸を辿ったらみたら、こちらに繋がり嬉しいかぎり。 我、詩人やってるつもりで書いてもその実態、 関西人&オヤジのダブルアクションだから、しょうがない。 ワルノリしたらは止められないことも多々あれど、 今日も空見て物思い。吟遊詩人に成れるはいつの日か、 直中修行の毎日でっす。どうかよろしゅうにぃ~。  草々

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