ボタンにシャクヤクなり

これはもう何年も前の話です、知人が庭にボタンを植えたが、花が咲いたのは1年で、翌年には枯れてしまったそうです。「だからボタンは育てるのが難しいよ」と言っていました。

その後のことを先日聞いてみたところ、今はみごと育成に成功して「毎年庭にボタンが咲いている」そうです。ボタンの育て方、咲かせ方の本を何冊も購入して、試行錯誤しながらやっと定着したとか。

知人が言うには、園芸店で売っている苗は根を極端に切り詰めて売っている、本当なら苗の形は1本1本違うはずなのに同じ形に切りそろえられ売られている。それだけ根を傷めつけているのに蕾はついたままだから、買った人は当然に花を咲かせてしまう。とたんに木の勢いは弱くなるから、これじゃ1年しか持たなくてあたりまえ。というのです。

話を聞いて、なるほど。
ボタンは育てるのが難しい花と知って、なおさらボタンを育ててみたくなっている「こくう」です。

「立てばシャクヤク座ればボタン」美しい人を形容する言葉でもあり、あでやかな花の代名詞でもあるシャクヤクとボタン。

ボタンは古来より「花王」と呼ばれるほど花の豪華さにおいては群を抜いています。
シャクヤクの花も低木のボタンによく似た花であるのは知られたことですが、シャクヤクの名称はボタン属(paeonia)のうちの草本類を指します。つまりシャクヤクは木ではなく、草に分類されるんですね。

シャクヤクとボタン。あなたはどちらがお好きですか?
どっちって聞かれてもね、そうでした、どちらも大輪の豪華な花々です。

そのふたつの花をかけあわせて誕生したのが「オリエンタルゴールド」という名の花、ハイブリッドな花というわけです。日本からの交配種がアメリカに渡りこの名がつけられました。東洋の黄金というネーミングは、いかにもアメリカらしい。
日本でも栽培されている品種でもあるため、苗を手に入れることも可能です。

それから、様々なシャクヤクの花姿。

この3種だけでも同じシャクヤク?っと疑いたくなるほどです。それに、ちょっとさぁ花びらの数が違うんじゃないのか、と、見紛う姿ですよね。

ボタンの花弁についてはこんな話もあるんです。
サクラやツツジ、ツバキなどの原種は決まった花弁数を持っています。ですが、ボタンの野生種(原種)では、少ない種で10枚前後、多い種では13枚前後と、同じ株の花でもばらつきがある。ボタンの花は萼と花弁の見分けがつきにくい中間型の花びらをつけるため、花弁数を正確に数えるのはちょっとむずかしいんです。

花弁が重なり合わないという純粋な意味での一重の花は実在しませんし、一重咲きと八重咲きとの明確な区別もありません。万重咲きのボタンという言葉もありますが、実際に10000枚の花弁をつけるボタンがあるはずもありませんよね。

また今の時期に咲きはじめる「寒ボタン」の特徴も独特です。
寒ボタンは春と初冬に花をつけます。冬を自覚しながら花を咲かせる、大阪弁で言えば「けったいな花」です。それに葉っぱはほとんどなく、茎や枝が黒っぽいし、30年も寿命があったりするものもあり、ホントに個性的なんです。

どうせなら、
寒ボタンを庭に定着させたいなぁという贅沢を想い描く「こくう」でした。




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こくう

花に寄せ、縁の糸を辿ったらみたら、こちらに繋がり嬉しいかぎり。 我、詩人やってるつもりで書いてもその実態、 関西人&オヤジのダブルアクションだから、しょうがない。 ワルノリしたらは止められないことも多々あれど、 今日も空見て物思い。吟遊詩人に成れるはいつの日か、 直中修行の毎日でっす。どうかよろしゅうにぃ~。  草々

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